人と一緒に勉強したら楽しく思いのほかはかどった
- ishida-yamamoto akemi
- 13 分前
- 読了時間: 2分
大学を定年退職後も参加している学会に皮膚病理組織学会というのがあります。
これには学会当日、全国の施設から提示される難解な病理組織標本のバーチャルスライドをあらかじめオンラインで観察して診断を自分なりに考えてからのぞむことができます。
学会抄録には症例の簡単な経過や病理所見は記載されていますが、演者が考えた最終診断は伏せられています。
ですから事前にバーチャル標本を観察して診断を考えるのはとても勉強になります。
昨年までは地道に自分一人で診断を考えていましたが、今年は後輩が一緒に標本を見て欲しいと言ってきたのでそれにのってみました。
そうすると、とても楽しく勉強ができたのです。
経験年数がかなり違う二人ですが、あーでもない、こーでもないと言いながら、その場で分担して文献検索したり、成書を開いて絵合わせし、「この細胞、似てませんか?」「確かに確かに」「う~~~ん、私この診断にするわ」「じゃあ、私も」などとしゃべりながら、つまり言語化しながら勉強していると一人の時よりも記憶に定着しました。
インプットとアウトプットを同時にできるのが複数での勉強会だと実感したのです。
私は学生時代の試験勉強から今まで基本的に一人で勉強してきましたが、これからは機会があれば誰かと一緒に勉強するというのも楽しいし、効率が良い場合がありそうなのでやってみようと思います。
この記事を書いた人:山本明美(旭川医科大学名誉教授・リーダーシップを育む成長支援コーチ)
***お知らせ***
「リーダーシップを考える無料メルマガ」を配信しています。登録はこちらから。https://www.idreamcoach.com/services-2

Comments