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皆さんは、仕事や人間関係で起きた「不快な出来事」に頭を占領され、身動きが取れなくなったことはありませんか?

リーダーとして、あるいはプロフェッショナルとして活動していると、どうしても理不尽なことや嫌な人物に出会うことがありますよね。そんな時、皆さんはどうやって心を整えていますか?


「6秒待つ」「メタ認知で客観視する」……。


アンガーマネジメントの手法はいろいろありますが、先日参加した勉強会で、非常にユニークで効果的なアイディアをシェアしていただきました。

それは、「自分の意識の中に不快なことが入る余地を残さないほど、好きなもので心を埋め尽くす」という方法です。


脳を「推し」で満席にするその方は、嫌なことがあった瞬間に「可愛い我が子」や「推し活しているアイドル」のイメージで頭をいっぱいにするそうです。

すると、不思議なことに嫌な人の顔や言葉が気にならなくなるといいます。


これを聞いて私が直感的に連想したのが、ハリー・ポッターの「守護霊(パトローナス)」を呼び出す呪文です。

ディメンター(吸魂鬼)(不幸な思い出を突きつけ、心を押しつぶそうとする存在)にやられそうになった時、それに対抗するパトローナス(守護霊)を呼び出すために自分の中の「最も幸せな記憶」を思い浮かべながら呪文を唱えます。


ハリーが最大のピンチで思い浮かべたのは、親友のロンやハーマイオニーの顔でした。

大切な人や大好きな風景のイメージを鮮明に描くことで、不快な出来事は一掃されます。


リーダーこそ「心の守護霊」が必要!

常に判断を求められるリーダーにとって、不機嫌でいる時間は「コスト」でしかありません。

自分の意識のハンドルを不快な出来事に渡さないこと。これこそが、現代のリーダーに求められる知的な護身術です。あなたは今、誰の顔やどんな風景を「守護霊」として思い浮かべますか?


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あなたのパトローナスを呼び出しましょう
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後輩に○○しなさいというよりも、後輩が○○します、と自分で言う方が実行されやすい
後輩に○○しなさいというよりも、後輩が○○します、と自分で言う方が実行されやすい


あなたは部下や後輩など、相手がこうなってほしいなと思った時、どうアプローチされていますか?


自分の言葉は他人の言葉よりも脳内で優先的かつ強く処理されることが脳波検査・fMRI・行動実験などで示されています。

つまり、他人が言うのではなく、後輩自身にこれから何をしたいかを言ってもらうと実現可能性が高まるのです。


上級医が若手医師に論文を書いてもらいたいと思った場合、2つのシチュエーションを比べてみましょう。


A) 指導医が何をすべきかを言う場合

あなた「この前の症例、そろそろ論文にしたら良いんじゃないかな?」

後輩「そうなんですよね~。このところ入退院が多くて、なかなか手が付けられないんです。スミマセン。」

あなた「そうなんだ。でも同期の○○先生はもう論文を投稿したみたいだよ」

後輩「ガンバリマース」

この展開だと、この後輩はまた日々のタスクに埋もれてしまいそうです。


B) 後輩が何をすべきかを言う場合

あなた「この前、先生が地方会で発表した症例、他の大学の先生も勉強になったと喜んでいたよ。」

後輩「そうですか、発表の準備、結構頑張ったんで、嬉しいです」

あなた「頑張ったかいがあったね。頑張った成果を形にして残すと学会に参加できなかった先生達にも役立ててもらえるよ」

後輩「あ、それって、論文を書くってことですかね・・・」

あなた「学会発表だけだと、その一瞬で終わってしまうからね。論文以外の方法で何か形に残せるかな?」

後輩「え~っと、SNSで出すわけにもいかないし、・・・、やっぱ、論文書くしかないですかね」

あなた「そうだね、先生の言うように、論文かな。書くとしたらいつから書き始める?」

後輩「いつって、う~ん、後になると記憶もあいまいになるから、やっぱり今か・・・」


パターンBのように2回自分で論文を書くと言った後輩はずっと書く気になっているはずです。

ぜひ、部下や後輩指導にお役立てください。


この記事を書いた人:山本明美(旭川医科大学名誉教授・リーダーシップを育む成長支援コーチ

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職場では時期が経つとどうしても立場が徐々に上になり、後輩や部下を指導せざるを得なくなります。

しかし、この指導法、社会に出てから正式に学んだことがない人が殆どではないでしょうか。

運よく理想的な上司のもとで働くことができていれば、自分が上司になった時にその真似をすることができますが、あいにくと反面教師のような指導者の下で働き始めることになった人もいるはず。


そんなときの部下指導の方法として、コーチングの手法である、第1人称を主語にしたフィードバックが非常に有効だと思っています。

私はこう思う、と自分の考えを言うだけで、相手がどうだと決めつけない。

こちらのイラストの上司、部下の手術の成功を喜んでいます。

これがもし、君は手術が上手くなったね、と部下の方を主語にしてしまうとどうでしょうか。

部下が自信のない人だった場合、いや、自分はまだ自信を持って執刀できない、上司の判断は間違っている、と思ってしまうかもしれません。

あるいは、常に上司から褒めてもらいたいがために研鑽を積むという、他者からの承認欲求をする習慣ができてしまうかもしれません。


ところが上司がどう思っているか、と主語が上司の場合は、どう思おうとそれは上司の勝手な気持ち、自由な考えなのであって、部下がとやかく言える筋合いのものではないのです。

なんだか勝手に喜んでいるなあ、と思っても、それは上司の気持ちなので、仕方がありません。

そうか、先輩は自分の執刀した手術が無事終わって喜んでいるんだ。

先輩を安心させることができたのかな、ちょっと嬉しいな、と思えるかもしれません。


前半の「予定時間内に無事終わった」というのは部下の手術結果の客観的事実を述べているだけなので、上から目線で部下を評価していることにはなりません。

相手がしたことに対してフィードバックする場合は、客観的事実を述べるにとどめる、というのもコーチング的指導のポイントです。


相手が上達したとか、上から目線で評価せず、部下の成長が嬉しい、と単に自分の気持ちを述べる、ぜひ、やってみてください。


若手医師が予定時間内に無事手術を終えました
若手医師が予定時間内に無事手術を終えました

この記事を書いた人:山本明美(旭川医科大学名誉教授・リーダーシップを育む成長支援コーチ

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