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日々の忙しい診療や研究、あるいは後輩の指導の中で、医師や研究者の皆さんはご自身の仕事を続けるモチベーションをどこから得ていますか?


尊敬する上司からの承認、患者さんからの感謝の言葉、あるいは専門医などの資格取得・・・そんな感じでしょうか。


私が医師になったころも一つずつ手技や知識を身につけ成長を実感できることや、上司からの承認が大きなモチベーションになっていたと記憶しています。

すぐに結果が得られなくても、いつかどこかで誰かの役に立つかもしれない仕事ができる幸せ
すぐに結果が得られなくても、いつかどこかで誰かの役に立つかもしれない仕事ができる幸せ

しかし、臨床40年、そして教授としての10年を終え、定年退職した今は、当時とは違ったモチベーションも生まれています。


先日、元同僚から思いがけない話を聞きました。

私が参加していなかったある学会で、特別講演で登壇された先生が、私が過去に書いた論文を複数引用してくださっていたというのです。

さらに別の特別講演の先生は、ご自身が勉強に使っているものとして、私が公開している医師向けの教育目的のYouTubeチャンネルを紹介してくださっていたそうです。


その話を聞いたとき、私はとても嬉しくなりました。

もし自分がその場にいたら、少し気恥しかったかもしれない、とも思いますが、

自分のいない場所で、自分の仕事が誰かの学びの中で生きていたと知ることは、直接の称賛とはまた違う、非常に深い喜びがありました。


私たちの仕事は、目の前で称賛や感謝されるものばかりではありません。

苦労して書いた論文も、後輩へかけた言葉も、教育用の資料や動画も、すぐには反応が返ってこないことがほとんどです。


それでも、いつかどこかで、誰かの学びや判断を支えているかもしれない。

だからこそ、今している小さな発信や教育にも、意味がある、そう考えることで今日もちょっと頑張ってみようという気持ちが生まれる気がします。


あなたが今、目の前で向き合っている仕事も、いつかどこかで誰かの役に立つ日が必ず来ます。 そんな風に考えてみませんか?

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自分を守る:他人の期待に振り回されず、「ご機嫌」な自分を保つコツ 部下を育てる:チームの心理的安全性を高め、主体性のある部下(後輩医師)を育てるコツ 未来を作る:5年後の「なりたい自分」をクリアにし、誰の許可も待たずに前進する方法


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若手を教えたい気持ちはある。

でも、自分の仕事も山積みで、十分に時間が取れない。

そんな悩みを持つ指導者は、少なくないのではないでしょうか。


先日、私が主宰しているオンライン勉強会である方がこんな悩みを打ち明けてくださいました。

「仕事が忙しくて、若手を教える時間が十分にとれないんです」


それを聞いた私は、ふと思いついて、こんな提案をしました。

「定年退職後で、まだまだお元気なベテランの先生方に、若手教育をお願いしてみてはどうでしょうか」


(これは実際に、今の私自身が楽しくさせていただいていることでもあります。

元の職場で、時々若手の方たちと関わらせていただく機会があり、自分の経験が少しでも役に立つことに、大きな喜びを感じています。)


それを聞いたその方はぱっと表情を明るくして、

「さっそくお願いできそうな先輩が、二人思い浮かびました」

と、とても嬉しそうにおっしゃいました。

その瞬間、私は心の中でニンマリしてしまいました。


  • 若手は、豊かな経験を持つ先輩から学べる。

  • 現役世代の指導者は、忙しさの中で少し肩の荷を下ろせる。

  • ベテランは、自分の蓄えてきた知識や経験を次世代に手渡す機会を得られる。

  • そして職場には、世代を超えたつながりが生まれる。

これは、なかなかの「八方良し」ではないでしょうか。

退職後のベテランの先輩に若手指導をお願いしてみる
退職後のベテランの先輩に若手指導をお願いしてみる

誰かに頼ることはその人を信じていればこそ。

その人の出番をつくることにもなります。

人に頼るのは自分が弱いからではなく、変なプライドを捨てられる柔軟な発想の持ち主だから。

そんな小さな視点の転換で、仕事の負担感も、人間関係も、少し軽くしてみませんか。


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野に咲くマーガレットの可憐さを目にして、当たり前になっていた日常に気付く
野に咲くマーガレットの可憐さを目にして、当たり前になっていた日常に気付く

人間、毎日見ているとそれが当たり前になって、特別な感情は沸きにくくなります。

それは分かっていても、ある日、誰かに気付かせてもらうまで、あるいは、突然その当たり前だったものが失われてしまうまで気づかないものです。

私は最近、そんなことを改めて感じることができたエピソードがありました。


少し前、北海道美瑛町の自宅に高校時代の友人が泊りがけで遊びに来てくれました。

都会に住む彼女は私の家の周りを見渡して、ぼうぼうと生い茂っている雑草の中に沢山のマーガレットが咲き誇っていることにいたく感動している様子でした。

そして数本摘んで、小さな花瓶に生けてくれました。

私もここに居を構えたときには美しいなと思ったかもしれませんが、今ではすっかり雑草の仲間としての扱いになっていて、刈払い機でむげに刈り取ってしまう対象の花でした。

彼女が都会に戻っていったあと、台所に残った小さな花瓶のマーガレットを目にして、そうか、私は彼女に指摘されるまでこの花の存在に慣れっこになってしまっていたなぁ~~~

としみじみ感じたというわけです。


医療現場でも同じことが起きていませんか?

いつも書類を整理してくれていたスタッフ、分からないことを相談するといつも気軽にヒントをくれていた先輩、注文すれば数日で手に入る医療資源、簡単に手に入る参考文献や図書


そういったものに慣れっこになって、感謝の気持ちを忘れていた自分に気付かせてもらえる存在はありがたいですね。

自分以外の視点、得られる機会をもっと持ちたいものだと思います。


コーチングもそんな自分以外の視点をもつ方法の一つ。

私のクライアントさんの中にも、私とのセッションの中で自分自身を振り返り、「恵まれていた自分」に気付いたとおっしゃった方がいらっしゃいました。


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