何度か過去に泊まったことのあるホテルの室内に合わせ鏡があるのことに今回はじめて気づきました。
この、2枚の鏡が平行に置かれていてその間にあるものが無限に写るという現象、いくつかの偶然が重なって気づくことができました。
まずこの2枚の鏡は浴室内と浴室外にあります。
なので、浴室のドアを開けっぱなしで使ったときじゃないと気づきません。
そして、浴室に立っていると自分の姿が邪魔で後ろの鏡が見えません。
つまり、何を言いたいかというと、そうです、浴室のドアを開けっぱなしにして、浴室内の鏡の前にある便座に座って前をむいた状態じゃないと見えないわけです。
なんとお行儀の悪いことでしょう!
一人で泊まったときじゃないと出来ないことです。
しかも浴室の外にある鏡はクローゼットのドアを兼ねていまして、これを閉めた状態じゃないと浴室前に鏡が位置しないのです。
まとめますと、クローゼットのドアを閉め、浴室のドアを開けっぱなしで便座に座る、という状況にならないと表れない合わせ鏡なのです。
この部屋の構造を設計した方は、いったいどれくらいの人が気づくかなー、とニヤニヤしながら図面を描いたのかもしれません。
そう考えるとちょっと楽しいです。
ちなみに、このホテルは、札幌のニューオータニインです。
泊まる機会があるかたはぜひ、お行儀のわるいスタイルをお試しください(笑)

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