自分の強みは、「誰かとの違い」から見えてくる
- ishida-yamamoto akemi
- 5 時間前
- 読了時間: 4分
更新日:12 分前
あなたは、自分の特徴や強みをどのくらいご存じでしょうか。
「自分のことは自分が一番よく分かっている」と思いがちです。
けれども実際には、自分にとって当たり前にできることほど、その価値に気づきにくいものです。
「私には、取り立ててとりえなんてない」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、誰かとの違いに目を向けると、自分では見えていなかった特徴が、ふっと輪郭を現すことがあります。

「計画性がある」と、初めて気づいた出来事
例えば私は、以前から自分に特別な計画性があるとは思っていませんでした。
計画を立てても、その通りに進まず、「また計画倒れになってしまった」と感じることもあったからです。
ところが学生時代、同期の女性と一緒に試験勉強をしたときのことです。
彼女は、立てた計画通りにはなかなか勉強を進めません。
私はその様子に驚きましたが、彼女のほうも、私が計画に沿って勉強することに驚いていました。
そのとき初めて、二人を比べれば、私は「計画を立てたら、できるだけその通りに進めることを大切にする人」なのだと気づきました。
自分だけを見ていたら、計画通りにできなかった部分ばかりに目が向いていたでしょう。
誰かとの違いが見えたことで、ようやく自分の特徴に気づけたのです。
家庭菜園から見えてきた、もう一つの特徴
私は今年から、家庭菜園で少しずつ野菜を育て始めました。
野菜が日々成長する様子を眺めたり、水やりや肥料を工夫したりする時間を、私はとても楽しく感じています。
ただ、これも取り立てて特別なことではなく、きっと多くの人が同じように楽しむものだと思っていました。
ところが、私と同じ60代で、職業歴にも共通点のある女性に話したところ、こんな言葉が返ってきました。
「私は一通りの野菜を育ててみたけれど、楽しいとは思わなかった」
私は少し驚きました。そして同時に、「家庭菜園は誰にとっても楽しいもの」と勝手に思い込んでいたことに気づきました。
彼女との会話から見えてきたのは、私は単に家庭菜園が好きなだけではなく、野菜の成長を観察し、必要な手入れをしながら見守ることが好きな人だ、ということでした。
考えてみれば、これはコーチとして人の成長を支援することにも、どこか通じています。
すぐに結果を求めるのではなく、その人の変化を見守り、必要なときに働きかける。
家庭菜園を楽しいと感じる理由の中に、私が大切にしている価値観も表れていたのかもしれません。
人との比較は、優劣を決めるためだけではない
「人と比べないほうがよい」と言われることがあります。
確かに、他人と比べて自分を責めたり、優劣を決めたりする比較は、私たちを苦しくさせます。
一方で、自分と相手の「違い」を評価せずに観察することは、自己理解を深める助けになります。
自分にとっては普通にできること。
人からよく頼まれること。
なぜか苦にならず、むしろ楽しいと感じること。
そうした日常の中に、自分ではまだ言葉にできていない特徴や強みが隠れています。
あなたの「普通」の中にある強みは?
よろしければ、次の三つを思い出してみてください。
· 周囲の人から「よくできますね」と驚かれたこと
· なぜか人から頼まれること
· 自分は楽しいのに、ほかの人はそうでもないように見えること
そこに共通するものを、一言で表すとしたら何でしょうか。
あなたが「こんなことは誰でもできる」と思っていることが、実はあなたらしい強みかも。
誰かとの違いは、自分を評価するためではなく、自分を知るための手がかりになるのです。
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