違う立場から見えてくる知見
- ishida-yamamoto akemi
- 2 時間前
- 読了時間: 3分

あなたは普段とは違う立場に立つことによって物事の見え方が違って見えてきたという体験はありますか?
例えば、いつも患者さんを診察する側だったが、病気になって診察してもらう側になり、医療者側の些細な言動にすごく敏感になることを実感したとか、いつも講演を聴く側だったが、自分が講演をする場になって、いかに緊張して思い通りに話せないことに気付いたとか。
異なる立場を経験することで、一方的に文句を言っていた自分の浅はかさに気付くことができますよね(少なくとも私はそうです)。
そういう経験を積もうという意図もあって、実は先日の衆議院選挙の投票所で立会人というのを引き受けました。
(町内会の役員をやっている関係で、だれかを推薦してと言われ、誰にも頼めなかったので自薦せざるを得なかったのでもあります)。
まず、この、立会人、ですが、当日、会場に入るまで、「たちあいにん」と読むのだとばっかりおもっていましたが、実は違ったのです。
なんと、「りっかいにん」でした!
ええ~~~、という感じです。
最初、町役場の選挙の担当の方に「それではリッカイニンの皆様、おつかれさまです」と挨拶されて、自分の耳が悪くなったかと思ったくらいです。
投票受付時間は朝7時から夕方8時までなので、5時前に起きて準備し、解放されたのは夜8時半すぎ。
ほぼ、座ったまま、13時間半も拘束されました。
しかし、役場の担当者の皆さんは会場を閉めた後、票を開票所に運び、そこで、開票し、有効かどうか判断が別れるような票をどうするか検討されるので、すべてが終わるのは日付が変わってしまうそうです。
選挙の担当の皆さんは、2日前の夜に地元の小学校の広い部屋を投票所に作り替え、有権者がスムーズに投票できるように動線を整えて順されました。
当日は、車いすや杖歩行の有権者には投票箱を手元まで持っていって、助け、
子ども連れで訪れた有権者が、投票用紙を子供に持たせて投票箱に入れさせようとするのをすんでのところで止めて、本人が投票しないと無効になることを説明し、
動線を逆行して入り口から出ようとする有権者を正しい方向に誘導し、
投票用紙の記入の仕方を説明する文章を何度も読み上げるのでしまいには声が枯れていました。
こうして、日曜日をまるまる返上で仕事をされたのに、月曜日は普通に勤務されるそうです。
うちの町の投票率は65%程度と、全国の56%よりはかなり高かったのがせめてもの救いです。
民主主義の根幹である、公正な選挙を実施するため縁の下の力持ちとして、役場の皆さんの献身的な働きによって投票所の運営がなされていると知ったら、棄権するというのは本当に申し訳ないことだと思いました。
人生は限られた時間しかありませんので、普段の自分と違う立場を知ることのできるチャンスがあったら積極的に受けて、了見の狭い人間から脱出したいですね。
この記事を書いた人:山本明美(旭川医科大学名誉教授・リーダーシップを育む成長支援コーチ)
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